御神札について
日頃より神社にてお頒ちしている御神札(おふだ)について、寄せられることの多いご質問についてご回答いたします。
私たちのまわりには、たくさんの神様がいらっしゃいます。山の神様・海の神様・田の神様・火の神様…。日本人は昔から、あらゆる物事に神々の存在を信じ、恵みを戴き、そして感謝と祈りを捧げて参りました。
日々の暮らしの中で神様に手を合わせることは、今も昔も変わらない日本人のもつ美しい姿・心であります。皆様のご家庭にも御神札をお祀りし、事あるごとに手を合わせてみてはいかがでしょうか。
きっと今まで以上に感謝の気持ちが大きくなるはずです。そして、この「おかげさまで…」と感謝する心が人間を豊かにし、家族の絆もいっそう深めてくれることでしょう。
神宮大麻とは
神宮大麻は、伊勢の神宮の皇大神宮の御札であり、天照大御神の御神札です。
氏神札とは
氏神札とは、皆様のお住まいの地域の鎮守の神社の御神札です。
釜〆・荒神様とは
釜〆とは、お台所の神様の御神札です。荒神様は火の神様で、料理をするのには欠かせない火についてご守護下さいます。お台所の目線より高いところにお祀りします。
お祀りの方法について
神棚のない場合
御神札は、目線よりも高い位置、南から東にかけての方向に表を向けてお祀りします。お部屋は、ご家族の集まる、居間・リビングが良いでしょう。家具などの上に置いてお祀りするのであれば、御神札の下に白い紙を敷きましょう。
神棚にお祀りする場合
お社の扉の中に納められる場合は、中にお祀りします。入らない大きさの御神札は扉の前に、お社に立てかけるようにお祀り下さい。
三社造、扉が3箇所設けられているお社の場合は、向かって中央に神宮大麻(天照皇大神)、右に氏神大麻、左にその他に崇敬する神社があればその御神札を、お祀りします。また、その他の御神札は向かってお社の左側にお祀りしましょう。
重ねてお祀りする場合は、手前から神宮大麻、氏神大麻、その他の神社の御神札となるように重ねます。
お供えについて
お米、お酒、お塩、お水をお供えすると良いでしょう。毎日お供えをするのが理想ですが、無理な方は月の1日と15日にとりかえるだけでも良いでしょう。
家族にとって大切な日、記念日などは、特別なお供物をしてお祝いし、家族の絆を深めましょう。
日本は稲作文化で発展を遂げてきました。日本人にとって稲は特別な存在であり、この稲から取れるお米を神様にお供えするのは、感謝の奉告そしてこれからの御加護を祈る心なのです。
古札・古い御守の扱いについて
御神札、御守は、一年間ご利益をいただきましたら新しいものをお受け下さい。一年間お守りいただいた古い御神札などは、感謝を込めて、受けた神社あるいは氏神様にお納め下さい。亀ヶ池八幡宮では社務所前に、納札所を設けてあります。
神棚・人形のお焚き上げについて
神棚も何年か経ち、区切りの良いところでは新しいものにお取り替えします。お焚き上げをいたしますので、受付までお持ち下さい。