境内・施設
大鳥居をくぐると、その神域は清浄な空気と杜に囲まれ、掃き清められた参道を進めば、 左右から温かく包むような夫婦いちょうの御神木に心が安らぎます。 どうぞ、皆様のご参拝を心よりお待ち申し上げております。
御社殿
御鎮座800年の佳節を記念致しまして平成26年8月に竣功しました。御社殿は総檜でできており、権現造りで屋根が銅板で葺かれています。本殿は流造り、拝殿は正面大切妻入母屋造り、向拝は縋る屋根付き大唐破風造り。向拝からは廻廊が東西にめぐり、神門までつながっています。金箔押しの金具が白木造りの御社殿・御神門や銅板葺きの屋根に溶け込み、見事に荘厳な調和を醸しだしています。金具の紋章や化粧裏板の空気孔は亀を題材として設計され、亀ヶ池八幡宮のイメージが表現されています。
御神門
拝殿の東西から延びる廻廊がおよそ170坪の内庭を作り、白御影石が敷き詰められています。その内庭への入口が檜造切妻屋根の御神門です。およそ6メートルの高さがあります。
御神苑
御鎮座八百年を記念して造営された御社殿の西側に設けられた日本庭園です。清らかな水を湛えた神池「亀ヶ池」が平成27年6月に造成されました。
亀八招福稲荷神社
御祭神は宇迦之御魂神(倉稲魂神)。当八幡宮では亀八招福稲荷大明神と称し商売繁盛、五穀豊穣、家運隆昌の神様として崇め奉り、先の亀ヶ池八幡宮御鎮座800年奉祝記念事業において、旧御本殿であった建物を現在の場所に移築し、ご遷座しお祀り致しました。
移築にあたっては屋根をこけら葺きから銅板葺きに、また脇障子や蟇股を当時の極彩色に復刻しました。また燈籠の新築、お狐さまの石像が造営される等亀八招福稲荷神社として現在尊崇されております。
社殿は文禄5年(1596年)建築で、建築年代の判明する一間社流造としては県内最古、市内最大規模のお社です。平成28年4月1日、相模原市有形文化財に指定されました。
子安社
御祭神は伊邪那岐命、伊邪那美命、木花咲耶姫命。子授け、子宝、安産の神様として、子孫繁栄、夫婦和合の御利益があり、崇められています。
亀ヶ池八幡宮御鎮座800年奉祝記念の境内整備事業の一環として、平成27年12月に新しいお社になりました。
淡嶋神社
御祭神は少名比古那命。万病治癒、産後快復、厄難消除、水子慰霊の御利益がある神様です。
亀ヶ池八幡宮御鎮座800年奉祝記念の境内整備事業の一環として、平成27年12月に新しいお社になりました。
三嶋神社
御祭神は大山祇神。万事向上、社運隆昌、身体強健、文武両道の神様として崇められています。
亀ヶ池八幡宮御鎮座800年奉祝記念の境内整備事業の一環として、平成27年12月に新しいお社になりました。
豊受社
御祭神は豊受大御神。五穀豊穣、生業繁昌、家業繁栄を司る神様です。
亀ヶ池八幡宮御鎮座800年奉祝記念の境内整備事業の一環として、平成27年12月に新しいお社になりました。
水神宮
御神苑に設けられた水の神様です。
亀ヶ池八幡宮御鎮座800年奉祝記念の境内整備事業の一環として、平成28年4月に現在の場所に遷座されました。
ゴールド神社
無事故無違反の証であるゴールド免許証にあやかって、八幡大神様の御分霊をお祀りして創建された神社です。この御社の前で交通安全・車のお祓いを行っています。
昨今、各家庭での自動車の所有も増え、また悲惨な交通事故のニュースを聞くことも多くなり交通戦争という言葉も出来ました。そこで地域住民・地元企業・幼稚園等の願いにより、交通安全を祈願する神社を創建することになり徐々に御社や、廻りの石玉垣、ゴールド鳥居などを整備して、平成15年に現在の形になりました。
地域の消防団の消防車や、救急病院の救急車、幼稚園・保育園の園バスなどもお祓いをしています。
いつも交通安全の守護として、わたしたちをお見守り下さっています。
一ヶ所七福神
平成7年7月に参拝者皆様の開運を祈願して創設されました。亀ヶ池八幡宮では1ヶ所で七福神全てにお参りでき、愛嬌のある七福神石像を撫でながら祈願できて、目も和んで楽しい心持ちになれると評判になっております。
1ヶ所で7つの神様にお参りできる亀八七福神に皆様ご参拝いただき、七福神の御加護をお受け下さい。
大黒天
開運招福・富貴・財福のご利益
だいこくさまと呼ばれ親しまれている神様です。手にしている打ち出の小槌は、願い事を叶える力を持っていると言われています。
毘沙門天
インドの神様:魔除け・勇気・勝利・財福のご利益
毘沙門天は戦勝を祈ると必勝という神様です。闘いに強いとあってほかの神様より、少し目つきが鋭くなっております。
布袋尊
和合・家庭円満
布袋はふくよかな体型をして、幸せの象徴のような神様です。名前の通り布の袋をいつも背負っています。
弁財天
諸芸上達・学問・美容・財福の神様
七福神の中で唯一の女性の神様です。楽器を手にしており、音楽や文学など芸術に関することにご利益があります。
寿老人
延命・不老長寿の神様
お酒が好きな頭の長いおじいさんの神様です。長生きできるご利益があります。延命のための特別な秘薬をひょうたんに入れて持っているとされています。
恵比寿
商売繁盛・大量満足・福徳のご利益
タイと釣り竿を持ち歩いていて、漁業の神様です。現在は五穀豊穣や商売繁盛の神様としても敬われています。
福禄寿
幸福・家禄・長寿の神様
人間の幸せすべてをご守護下さる神様です。名前の「福」「禄」「寿」全て幸せにつながる意味を持っています。
祓戸大神
はらえどおおかみと読みます。このお社には日頃の罪穢(つみ・けがれ)をお祓いする神様が祀られています。一年に一度のお祭である例祭時には宮司以下祭員、献幣使、随員、総代、一般参列者全員がこちらでお祓いを受け、御本殿へ進みます。
大鳥居
平成4年の5月に60年に一度のお祭である亀ヶ池八幡宮還暦大祭が斎行され、記念事業として大鳥居が建てられました。社額は白井永二元神社本庁総長揮毫によるものです。
大鳥居の脇には大きなケヤキと、秋の季節を彩る紅葉の楓が植えられています。
手水舎
大鳥居をくぐり参道を進んだ左手にあるのが手水舎です。天皇陛下御即位を記念して令和の新手水舎として、建て替えられ生まれ変わりました。木曽桧を材料としており、八寸柱が格天井有する千鳥屋根を支えています。吐水口は伊豆の小松石を彫刻して形づくられた老亀となっており、清き水を湛えています。
神社の境内に入り、ご神前に進む前にここでお清めを致します。
参集殿
平成の御大典事業として、本殿東側に平成6年10月に竣功しました。ご祈祷の受付などをする社務所としての役割のほか、参拝者皆様の待合室・ご会食処・結婚披露宴会場・各種会議室として機能しています。また、神殿の間では一年祭などの祖先祭・御霊祭などの祭祀を行える施設となっています。
御神札・御守の頒布(授与)もこちらで行なっています。
儀式殿
平成21年竣功の儀式殿は結婚式場を備え、御祈祷を受けられる参拝者様の控え室として、また神職の祭式研修などが行える多目的施設です。天皇陛下御即位20年記念事業として建設され、儀式殿の周囲には奉祝記念に槇の木が植えられ、庭園が造成されました。
神楽殿
両翼殿有する神楽殿です。平成の御大典事業として平成13年6月に竣功しました。北側と南側に植えられた花桃は紅白の花が咲き、春先の開花時期には神楽殿を両脇から彩ります。