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今日から三日間、亀ヶ池八幡宮境内にてお祀りしている「亀八七福神」についてお話したいと思います。

七福神というのは、インド・中国・日本の神様から成り立っており、室町時代頃末期から信仰され始めました。

大黒天・毘沙門天・弁財天はインドの神様
寿老人・福禄寿・布袋尊は中国の神様
恵比寿神は日本の神様

 となっております。
また、七福神をお参りすることを七福神巡りと言い、一社一寺に一柱それを七ヶ所お参りするというスタイルが一般的ですが、亀ヶ池八幡宮では一度に全ての神様にお参りができるように、と七福神全てを一箇所にお祀りしております。

さて、今日は大黒天と毘沙門天についてお話を致します。

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■大 黒 天■

「だいこくてん」と読みます。
もともとは、インドのヒンドゥー教の神様ですが日本に於いて信仰され始めたときに「大黒」が大国主命の「大国」と音が同じ「だいこく」という事から七福神の一柱に数えられました。
頭に頭巾、右手に打ち出の小槌を持ち、大きな袋を担ぎ、米俵を踏みしめた姿をしており、衣食住・福徳円満のご利益を授けて下さいます。

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■毘 沙 門 天■

「びしゃもんてん」と読みます。
大黒天と同じくインドの神様で、財宝の神様とされており、中国にわたった時に武神という性格が付与され、日本に入ってきたときに七福神の一柱として数えられました。
甲冑に身を包み、右手に三叉戟を握り、左手に宝塔を乗せた、天邪鬼を踏みつけた姿をしており、財宝守護・勝運のご利益を授けて下さいます。
また、毘沙門天に縁のある偉人といえば上杉謙信があげられますが、相模原市に伝わる「てるて姫伝説」に登場する小栗判官は、鞍馬の毘沙門天に子授け祈願をしたときに生まれたと言われております。

明日は、弁財天・布袋尊・寿老人についてお話したいと思います。

どうぞ、お楽しみに。