本日は戌の日の安産祈願のお参りについてご案内申し上げます。
亀ヶ池八幡宮では、安産の神様として神功皇后(じんぐうこうごう)をお祀りしております。神功皇后は身重の体で朝鮮遠征・新羅征伐を果たして日本に帰った後、無事に応神天皇(亀ヶ池八幡宮の主祭神)を出産されました。
この古事記・日本書紀に見られる神話に基づいた御神徳で安産のご利益があります。
戌の日に安産祈願のお参りをするのは、犬は安産多産でありそれにあやかろうというものです。妊娠五ヶ月目の戌の日に帯をつける、着帯祝いの人生儀礼があります。これも、神功皇后が帯を巻いたという神話に基づいたものです。
御祈祷をご希望の場合は、お気軽にお電話などにてご連絡ください。安産祈願をお受けの方にはお札やお守りをはじめ巻物、岩田帯、安産祈願の絵馬といった授与品をお頒ちいたしております。
6月の戌の日は30(土)日が今月最後の戌の日になります。
戌の日以外でも安産祈願を承っていますのでご都合よろしい日でご予約ください。
※今年の6月30日は夏越大祓(半年に一度の大きなお祓いの神事)の斎行日でもございますので、安産祈願とともに半年間の間に知らず知らずのうちに体の内外に付着した穢れを清める意味でご参列されます様ご案内申し上げます。
また、亀ヶ池八幡宮では安産祈願参拝記念として、マタニティーフォト撮影を承っております。神社にて安産祈願のお祓いを受けられます記念にマタニティーフォトは如何でしょうか。

どうぞ、母子共に健やかにご出産されますようお祈り申し上げます。
『張子の戌』
こちらの写真は戌張り子根付と言いまして、安産と子供のお守り根付です。
戌の日の説明にもございますように、戌は多産でしかも安産でありますので、それにあやかったものです。古い言い伝えによりますと、疫神(伝染病を流行らせる神様)が一軒の家を訪ねたときに、その家で買っていた犬が吠えかかって退散させたという話がある事から、母体の安全と子供の無事成長の気持ちを込めて、張り子の戌を送る風習がございます。
尚、お札お守り授与所にて頒布(初穂料:千円)しておりますが、安産祈願中式(初穂料:二萬円以上)・大式(初穂料:三萬円以上)祈祷お申し込みの方にも御祈祷の後にお渡しいたします。