日に日に寒くなってまいりました。寒さに体を慣れさせつつ、防寒をしっかりとり、今年の残り一ヶ月も元気に楽しく過ごしたいですね。

 

さて本日は、新年に向けての掃除や準備をされる方々が多くなってまいりましたので、神棚についてお話をしたいと思います。

神棚というのは、神様の御力の籠もった御札を納める小さなお宮で、「宮形(みやがた)」と申します。本来は「神棚」というのは宮形を乗せる棚の事を言いましたが、今では宮形・棚板をひっくるめて「神棚」と申しております。

神棚は江戸時代頃に登場し、一般庶民に広まりました。きっかけは、伊勢神宮の神主さんが日本各地を旅して伊勢神宮の御札を配って歩いた事によります。

皇室の祖先神であり、日本人の守り神であらせられるアマテラス大神の御力の宿った御札を粗末にしては大変だ、という事で高い所に棚を作って、そこに御札をお祀りしたのです。

その後、御札をそのままお祀りするのではなく、お社のミニチュア版である宮形に納めて日々のお祭をいたしましょうと言う事になり、現在のような形になりました。

宮形は、扉が一枚のものと、三枚のものがございます。一枚のものは一社造、三枚のものは三社造りと申します。

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一社造りの御札の納め方

一社造りの場合、御札は一番手前に天照大神の御札がくるようにして、その奥にお住まいの地域を守護してくださる氏神様を、そして一番奥にはそれ以外の神社の御札をお祀りします。

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三社造りの御札の納め方

三社造りの場合、中央に天照大神の御札を、向かって右側に氏神様、左側にそれ以外の神社の御札をお祀りします。

>お供え物は、基本的にはお米・お塩・朝一番のお水をお供えします。

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お供えの上げ方の例

お供え物は毎日お取替えすることが好ましいですが、難しい場合には毎朝のお水をお取替えするだけで、全てをお取替えするのは一日と十五日だけでも宜しいでしょう。

また、特別なものを戴いたり、季節の初物などを戴いたらお供えいたしましょう。

 

新年に向けての御神札についてご紹介したブログもご参照ください。