昨晩は十三夜でしたが、二十四節気のうちの寒露でもありました。

寒露(かんろ)とは、秋の長雨が終わり、いよいよ秋が深まり始める事を意味し、晩夏から初秋にかけて草木に冷たい露が宿るという意味です。

この頃になりますと五穀といった秋の実りも盛んとなり、農家では繁忙を極めるようです。またこの時期は、空気も澄み秋晴れの日が多くなります。夜には月もより綺麗に輝いて見ることが出来るでしょう。

寒露の頃は露が冷たい空気によって霜に変わるその直前の時であり、紅葉も深まる季節です。
亀ヶ八幡宮の境内に悠然と構える夫婦銀杏も実は落ちてまいりましたが、葉はまだ黄色に染まっておりません。これから秋が深まるにつれ段々と緑から黄色へと姿を変えます。
参道に黄色の絨毯が広がるのも、そう遠くはないでしょう。