今日は朝からお昼頃まで土砂降りの雨でしたね。また一段と寒くなった気もします。

さて本日は、11月最初の酉の日です。11月の酉の日というのは「大鷲神社」の縁日であり、大酉祭や縁日の御祈祷などで賑わいます。

緑区橋本に御鎮座の神明大神宮境内にございます大鷲神社では例祭の神事が行なわれました。

神明大神宮は亀ヶ池八幡宮の兼務神社でございますので、同八幡宮禰宜を斎主とし、総代以下世話人参列のもと、厳粛に斎行されました。

御祭神は天日鷲命(アメノヒワシノミコト)という神様で、大阪に鎮座する大鳥神社(大鳥大社)から神様をお迎えし、祭祀を始めたといわれております。日本書紀によると天照大御神が天岩戸に引き篭もりになったときに、神様に捧げる布を奉製した神様であり、古くから「おとりさま」と称されて崇敬されており、殖産興業・商売繁昌の御神徳がございます。

おとりさまの縁日では熊手や箕などが売られる屋台が沢山出る事でも有名です。
なぜ、おとりさまの縁日で熊手や箕の屋台が出るのかといいますと、古くは浅草の浅草寺の境内にて、年末買い替えの農耕具を売り出したことから由来しているといわれております。
当時は農作業に必要な道具だったのですが、境内で販売することから縁起を担いで、今のような縁起物の熊手を売り出すようになりそれが現代まで続いているのです。

本年も屋台数は少なかったのですが、熊手などの縁起物が販売され、また余興を二の酉で、感染対策を徹底しながら行うようです。

お近くにお住まいの方はお出かけしてみては如何でしょうか。