さて、本日は御祈祷を始める前の太鼓について、お参りの方よりご質問がありましたので紹介いたします。

当八幡宮では御祈祷の前に「ドーン!ドーン!」と太鼓で大きな音を鳴らします。

古来より、日本では鳴り物・打ち物で時間や物事、そしてその始まりを告げました。

夕方に何処からともなく聞こえる鐘の音、玄関の呼び鈴、学校のチャイムなどがあげられます。

神社で御祈祷を始める前に太鼓を打つことは「号鼓(ごうこ)」と言います。
この号鼓は、いよいよ祈祷が始まります、の合図と、場(ここでは御本殿の事)を清め、皆様方お一人お一人の心を鎮め、正す為の太鼓なのです。

とても大きな音なので、小さなお子様は驚かれますが、しんとした神殿内に突然大きな音がして厳粛な雰囲気をより高め、いよいよ神様に願いや感謝の祈りを捧げる神事が始まると参集の皆に伝えているのです。