暦を見ますと本日は迎え火と書いてあります。
お盆はお墓参りをしたり迎え火を焚いたりするなどしてご先祖様の御魂を迎え、ご先祖様を偲ぶという行事であります。
江戸幕府による檀家制度により今日では多くのご家庭が仏教に属しており、お盆=仏教の行事というイメージが有るかと思いますが、もともとは日本古来からの神道の先祖祭でありました。

いずれにせよ昔から日本で行われてきた行事ですが、昔の日本は太陰暦で、今ではこれを旧暦と呼びますが、旧暦の7月15日がお盆であり13日が迎え火でありました。明治になって太陽暦を採用し、これを新暦と呼べば、同様に新暦7月15日にお盆の行事を行おうとすると農繁期と重なるということで、ひと月遅れの新暦8月15日で定着しました。月遅れ盆という言い方をしますね。

旧暦では閏月もあり旧暦で言う7月15日は、新暦でいうと今年は9月2日にあたります。今でも沖縄などでは太陰暦での7月15日にお盆の行事を行うようです。こうしてみると、7月8月9月のいずれの時期でも日本のどこかではお盆の行事が行われているのですね。


神道家のお墓(奥津城・おくつき)