5月になりますと、思い出される言葉のひとつに五月病があります。
新しい環境になる新学生や新社会人が、その環境の変化に適応しきれず、精神的なところからくる心身の症状を総称したものが五月病です。
亀ヶ池八幡宮では毎年5月頃に五つの心という心のあり方を説いたものを紹介しております。
5月だけに五つの心………というのではなく、五月病を意識して心のリフレッシュの一助となるよう記事にしているのですが、今年に限っては新型コロナウイルス感染症によって、世界的に環境が変わってしまいましたので、何月などに関わらず、五月病の症状が多くでてしまいそうですね。

世界のみなさんが心のリフレッシュというものが必要になりつつあると思います。

さてその「五つの心」というものについてお話したいと思います。

一、ハイと言う素直な心
一、すみませんと言う反省の心
一、おかげさまですと言う謙虚な心
一、させて頂きますと言う奉仕の心
一、有り難うございますと言う感謝の心

という、至ってシンプルな心のあり方を説いたものです。
この言葉を実行することによって、清々しい心持で日々を過ごしたいものです。

しかしながら、我々人間は、日常生活を送っていく中で知らず知らずのうちに心に穢れが溜まってきてしまいます。
穢れが溜まり始めてしまいますと、この五つの心の一つでも実行に移すことがなかなか難しくなってきてしまいます。

そうなって参りますと、自分の心が厳しくなってくるだけでなく、他人を傷つけてしまったり・・・
心は目には見えません。
見えないものでありますから、生活の節目節目に「ちょっと気持ちが荒れてきたかな」と思ったときには心のメンテナンスを行ない、リフレッシュして清々しい毎日を過ごしたいものです。