今月末に控えた上溝夏祭りこと八坂祭(お天王様)の準備が着々と進んでいます。

亀ヶ池八幡宮では紙垂や神札などの奉製を行っています。

本日は御神輿には欠かせない「幣束(へいそく)」についてお話します。

この幣束とは、神輿の進む道を清める働きを担っています。道彦(みちひこ)という御神輿を先導する役目のものがこれを持ち、先頭を歩いて行きます。露払いという呼ばれ方をすることもあり、先頭を進む役割があるのです。上溝夏祭りでは、この幣束を亀ヶ池八幡宮にてすべて準備しています。

氏子上溝地域の各町会が幣束用にと神前に供えた麻や和紙を使い、当八幡宮宮司が時間をかけ、一つ一つ丁寧に奉製しております。

並べるとこのようになります。古くからの伝統でお宮で奉製しているのです。神輿の数分あるため、かなりの数となります。

大きなものでは五尺(150cm)を超えるものもあります。

上溝夏祭りにお出掛けの際は、御神輿だけでなく先頭を歩く幣束にもご注目してみてはいかがでしょうか。