6月17日、梅雨の晴れ間に横浜市磯子区の神奈川県神社庁新庁舎地鎮祭が斎行され、その模様は当ブログでも報告いたしました。

そして本日、「新庁舎上棟祭」が斎行され、大勢の神職関係、来賓、設計、施工業者が参列しました。

亀ヶ池八幡宮からは宮司並びに禰宜が参列致しました。

神奈川県神社庁は昭和21年、東京都渋谷区代々木にあります神社本庁の地方機関として鶴岡八幡宮社務所内に設置されました。

神奈川県神社庁管内には、現在1.129社もの神社があり、管内神社と神社本庁とを事務的に連絡するため神社庁が組織されました。

現在の庁舎は昭和45年に神奈川県神社庁設立を記念して、横浜市磯子の地に建ちましたが、この度建物や設備の老朽化や耐久性等の安全面を考え、新庁舎の建設に至ったのです。

熊野神社石川正人宮司斎主のもと行われた上棟祭神事の一部を以下にご紹介します。

丈量の儀は、博士杭と呼ばれる、陰陽道によって定められた定位置の杭と、建物が正しい位置にあるか尺棒にて測る儀式。

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曳綱の儀は棟木を引き上げ、これをもって棟上げとする重要な儀式で、参列者全員のご協力で無事目出度く引き上げられ、上棟が成し遂げられました。工匠長が務める検知役の合図により、工匠が務める振幣役が幣を振ると、その他の工匠がそれに「おー」と応えて皆で「えいえいえーい」と綱を引く所作を致しました。続いてその曳いた綱を博士杭に結びつける博士杭結びの儀。

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続いて槌打の儀にて、引き上げられた棟木を槌で打ち固めます。工匠たちの気合の入った掛け声とともにトントンとリズムよく堅固に納められました。

その方角に餅や銭を撒く、散餅散銭の儀、これをもって上棟の儀が執り納められました。

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佐野副庁長による挨拶の後に福餅福銭散供により参列者皆様に福が行き渡りました。

式後の集合写真と、今回工匠長の大役を果たした当八幡宮御造営を担当された建設業者の方との記念写真。

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祭典は厳粛な空気の中、滞りなく進められました。

この新庁舎の竣工は来春四月を予定しております。

大神様のご加護のもと滞る事なく竣功まで無事作業が進められますようご祈念申し上げます。