本日は早朝より六月十五日の月次祭を、御本殿に於いて厳粛のうちに斎行致しました。
 
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月次祭というのは、毎月の一日と十五日に行なわれるお祭でございます。
それぞれ月の始めと月の半ばを迎えた事を大神様にご報告申し上げますと共に、一日には一ヶ月の息災を、そして十五日には残り半月の息災を祈念致します。
亀ヶ池八幡大神様のご加護のもと、皇室の益々の弥栄、そして氏子をはじめ日本国民の安寧をご祈念申し上げました。
 
さて本日は一日霧雨が降り、少々肌寒いお天気となりました。
 
梅雨入りをし、雨空が多くなる芒種の頃ですが、明日より七十二候の「梅子黄(うめのみきばむ)」となります。
七十二候は二十四節気を更に五日に分けた暦の分け方であり、気象の動きや動植物の変化を知らせます。
「梅子黄」は梅雨入りと同じくして梅の実が淡く黄色に色づき始める頃を表します。 
ご察しの通り「梅雨」という言葉の語源は、梅が色づき熟す頃に降る雨というところから来ているといわれております。 
 
昨日気象庁の発表によりますと、五月の世界の月平均気温が観測史上二番目に高い値となったといいます。
その影響からか境内の梅の実はすっかり黄色に熟して地に落ち、樹には小さな梅の実がひっそりと顔を覗かせております。
春には蕾から花を咲かせ、夏には葉を蒼く茂らせ実となる。
季節の経過をしみじみと感じる今日この頃であります。 
 
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 深緑の樹と目にも鮮やかな黄色の実。
 
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 樹にはまだ薄黄色の実が。
 
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因みにこちらは枝垂れ桃の実。
 
明日も雨模様のようです。
これからまだまだ傘が手放せない日が続きそうですね。