秋の空気が色濃くなり、夕方より秋雨の降る一日でした。窓を開けますと涼しい秋の風が吹き込み、過ごしやすさが感じられますね。

さて本日は神道式のお墓・奥津城(おくつき)について記載致します。

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神道家のお墓(奥津城・奥都城)
 

奥津城はいわゆる神道式のお墓のことです。仏教式が「○○家之墓」と書くのに対し、神道では「○○家奥津城」と刻み、また最上部が平らではなくとがった形をしているのが特徴です。 

お彼岸については昨日ご紹介させて頂いた通り、祖先を敬い亡くなった人を偲ぶ日という意味で制定されています。 

現在では春分・秋分の日にお墓参りをしたり、お仏壇に牡丹餅やおはぎをお供えするなどしてご先祖様の供養を行いますが、この先祖供養というのは仏教だけにとどまらず、神道に於いても非常に大切にされています。

神道では、人は亡くなるとその家の守護神になると考えております。 ですので、お彼岸には仏教と同じくお墓参りをし、御霊舎に特別なお供えをしたりして、家の守護神となった祖霊の御霊を慰めるのです。

ご先祖様がおられたからこそ、今の我々がいる。そのご恩を忘れず大切にしていく事が、ご先祖様の御霊を慰霊するにおいて重要な事なのです。