七月に入って、初めての好天と言って良いかもしれません。久しぶりに晴れ間が長く続きました。暑さも戻ってきましたので、熱中症等には十分注意しましょう。

さて、神社での祭典に欠かせない玉串(たまぐし)。本日は玉串とは何かについてお話します。 玉串は榊(さかき)に紙垂(しで)を麻紐でつけたもので、神道では玉串に真心を込めてお参り・拝礼をするのが正式な参拝の作法とされています。 これを玉串奉奠(たまぐしほうてん)と言います。

では玉串奉奠の作法についてお話しします。

まず玉串は左手は手のひらを上にして枝先を、右手は手の甲を上にして根元側を持ち、参拝するご神前へ進みます。

玉串の作法-01.jpg

そしてまず一礼をします。これは神様にこれから玉串をお供えさせていただきますという最初のご挨拶の一礼です。次に玉串に真心を込めましたら、時計回りに回して、枝の根元側を神様にむけて、台の上にお供えします。

玉串の作法-02.jpg 玉串の作法-03.jpg

次に二礼二拍手一礼をします。二度深くお辞儀し、二度拍手をし、もう一度深くお辞儀します。そしてまた、お供えさせていただきました、ありがとうございましたと軽く一礼をします。

以上が作法です。ご神前で祈願をお受けになる際にはぜひ、この玉串奉奠の作法を思い出して実践してください。