3連休の中日、皆様どうお過ごしでしょうか。

お宮は参拝者の方々で賑わい、シーズンに先駆けて七五三のご祈祷もございました。

P1240356.JPG

さて本日はその七五三のお祝いには欠かせない「千歳飴」についてお話したいと思います。

pict-P1130035.jpg
亀ヶ池八幡宮でお渡ししている千歳飴

千歳飴は、縁起の良い紅白の色の「長寿」の願いをこめた細長い飴です。江戸時代に七兵衛という飴屋さんが売り出したのが始まりといわれております。

飴自体、紅白のおめでたい色をしていますが、その飴を入れる袋も大変豪華でめでたいデザインとなっています。

P1240359.JPG
千歳飴袋

本年からデザインを新しく致しました。「鶴」「亀」は、鶴は千年・亀は萬年という言葉から、祝い事や慶事などの象徴とされます。

「松」「竹」「梅」は、おなじみ「松竹梅」の意味があります。古くは歳寒三友(さいかんのさんゆう)という中国の絵画の題材に使われる植物で「松も竹も、一年中青々として色褪せない」「梅は冬の寒い時期に花を咲かせる」というところから、生命力に溢れているとされ好まれました。
また、中央の2人の人物が手に持っている箒と熊手には「百(掃く)歳まで・九十九(く)歳まで」という意味と、箒で邪気を祓い、熊手で福を掻っ込むという、長寿と幸福を祈る意味もこめられている、といわれています。

自分の子供が無事に成長していく事は勿論のこと、幸せ一杯に育って欲しいという意味が、この千歳飴の袋にはこめられています

七五三のお祝い子さんだけでなく、お子様のお土産などに、千歳飴を贈られては如何でしょう。