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本日は、亀ヶ池八幡宮神前に於いて、魚供養祭(鎮霊祭)が行われました。

鎮霊と言うと難しく思われますが、一般的に言う魚供養祭の事で、市内の鮮魚店や割烹・料亭の方から祈願のご依頼がございます。

これは相模原市内にある魚屋さんや料亭の方々が日々の生活の中で、魚などの魚介類に対する感謝の気持で始めたものです。

古来より日本人は魚をよく食べて生活していました。その調理方法は多種多様であり、煮たり焼いたりは勿論のこと、お刺身にして生のままで食べられる優れた食品です。醤油や塩などに漬けておいたり干物などにすれば長期保存も可能です(ちなみに魚を醤油で漬けた食べ物は、後のお寿司であります)。
また、魚はお正月の食べ物としても関係深いものであり、地域によっては天井から吊るした鮭をお正月の間にハレの食べ物として、15日間の間おかずとして戴くという風習も残ってございます。これを、骨正月などと呼んだりします。

このようにして、我々の食生活の一部を支えてくれている魚に感謝をするとともに、その御魂を供養しようではないか、との意で行われるようになりました。

ご飯を食べる前に「いただきます」と言うのは、食材となってくれた諸々の命へ、そしてそれを育ててくれた人・作ってくれた人への感謝するためなのです。

神前にて「魚」という海の幸の恵みに感謝するとともに、その御魂の安らかならん事を祈念申し上げました。ご参列の皆様ご苦労様でございました。