本日は、昨日の小雨続きの天気とうってかわって、爽やかな秋空の中、亀ヶ池八幡宮の兼務いたします石楯尾神社にて、総代世話人参列の下、例大祭が斎行されました。

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石楯尾神社は相模原市南区磯部勝坂地区の鎮守様です。例祭の日にはのぼりを掲げます。121段の石段を登る先に大己貴命(おおなむちのみこと)を御祭神としてお祀りする御本殿があります。宮司以下総代等が階段を参進して御本殿に向かい、式は厳粛に斎行されました。

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創建は今から1200年前と言われており、延喜式にも記載のある神社とされています。戦国の世に、嘗て華道寺という地で上杉氏と足利氏との合戦がありました。結果上杉氏が勝ち、居を構えたところ軍勢の中に東北出身の者がいたことから、石楯尾神社のある山を羽黒山と呼んでいました。そのため、石楯尾神社は羽黒山大権現とも呼ばれていました。

寛政12(1800)年8月と天保5(1834)年に社殿が再建され、弘化4(1847)年に永代常夜燈が、安政7(1860)年8月には秋葉山講中によって石碑が建立され、文久元(1861)年には手水鉢等が奉納されました。
また、明治5年8月には、覆殿と拝殿の改築が施されるともに、社殿天井には中村大吉氏によって、龍の絵が奉納されました。

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この龍は「鳴き龍」と言い、龍の絵の真下に立ち、拍手を打ったり拍子木を打ち鳴らしたりしますと、音の反響によってまるで龍が鳴き声を上げているかのように聞こえるものであります。
日光東照宮に次いで全国的に珍しいものです。

神事では、恵みへ感謝するとともに磯部勝坂地区に住む氏子さんの守護安泰を祈念致しました。