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本日1月25日は天神様の縁日の日です。一年の最初の天神様の縁日という事で「初天神」と呼ばれております。
落語の演目にもあるので、落語好きの方はご存じなのではないでしょうか。
落語の初天神でも、飴屋さんが出たりお団子屋さんが出たり、凧屋さんが出たりと賑やかな描写がされてますが、日本各地の天満宮を始め天神様をお祭する神社では露店などが軒を連ねている事でしょう。

天神様は菅原道真の事で、古くは京の都を恐怖に陥れた怨霊として畏れられてりましたが、時の天皇より立派なお宮を建立され尚かつ「天満大自在天(てんまんだいじざいてん)」という神名を贈られ、その怨念を鎮め時代の変遷とともに、生前の功績が御神徳とされ、勉学・学問を始め書・和歌の神様また正直の神様として崇敬されるようになりました。
勉学の神様という事ですので、学生さん(特に受験生)の参拝がこの時期の風物詩です。

相模原市南区当麻には市内唯一の天神様を祀る「当麻天満宮」が鎮座してございます。
やはりこの時期は志望校合格を祈る受験生やその親御さんの参拝が多いと聞きます。

さて、話はかわりますが、この日は天神様を祀る神社では「うそかえ神事」というのが行われます。
この「うそ」というのは実在する鳥の名前。
漢字で書きますと「鷽」という字になり、この字は学の旧字体「學」に似ているという事で天神様のお使いとされていますまた「うそ」は「嘘」にも通じるという事から去年の災難や凶事を「すべては嘘であった」という事にして、新年を良き物にしようという洒落であります。
しかしながらこの行事は大変な賑わいを見せ、うそかえ神事では各家庭の神棚からおろした木彫りの鷽を持ち寄って「うそを変えましょ」と言いながら境内に集まった人々が鷽を変えるという行事です。

興味がある方は来年の初天神には大きな天満宮などに参拝されてはどうでしょうか。