亀ヶ池八幡宮は平成二十六年に、この上溝の地に御鎮座されて800年を迎えます。
本殿は文禄の時代に、造営されたと伝えられていることから、今回の仮殿遷座祭は420年振りの斎行となります。

お昼過ぎに、御造営奉賛会発会式を行い、いよいよ夕刻五時より、亀ヶ池八幡宮平成の御社殿・御神門等の御造営の為の仮殿遷座祭が浄闇の中厳粛に斎行されました。

それでは昨日、斎行されました亀ヶ池八幡宮仮殿遷座祭の様子をお伝えします。

仮殿遷座祭は日が落ち始めた夕刻五時より総代・世話人、氏子崇敬者合わせ約130名の大勢のご参列のもと開式となりました。
まず現御社殿にて、これより遷座を行う旨を八幡大神様にご報告する神事をいたします。

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その後いよいよ、御神体が本殿から出御され、境内を渡御します。
御神体が、様々な穢れに触れる事や人目に触れる事のないよう、すべての照明を消し、さらにその周りを清浄な白布で覆い囲みます。
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境内では、魔除けの篝火が焚かれ、さらに神様の通り道には注連縄を以て結界とし、お祓いをする神職を先導とし仮神殿となる儀式殿に進んでいきます。
その時には「オー」という掛け声を掛けて宮司・祭員以下総代世話人・参列者の心を正します。

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御神体が仮殿に進みましたら、しばらくの間こちらにお鎮まり戴く神事を行います。
様々なお供え物がされ、宮司による祝詞奏上後、豊栄舞が奉奏されました。

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そして、参列者皆様の玉串がお供えされた後に神事は執り納めとなりました。

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皆様長時間のご参列ご苦労様でございました。昨日の仮殿遷座祭を無事に執り納めることが出来ましたのも、八幡大神様の御神意のおかげ、また氏子崇敬者皆様方のご協力の賜でございます。

今後も宮司以下神社職員、総代世話人共々、八幡宮の護持に一所懸命心を一に頑張って参る所存でございます。