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本日は早朝から雪となりました。夕方前には雨に変わりましたが関東地方の初雪です。
今まで空気が乾燥し過ぎてましたので、良いお湿りとなりました。

さて、今回は神道と雪の話を少ししたいと思います。

神道は雪を使ってお清めを執り行うこともあります。
それは「雪手水(ゆきてみず)」といわれるもので、皆様方がご参拝されます前や、大きな神事の前に神職が行なう「手水」の一つです。

手水は水を使って、手と口を清めるものです。
それは、イザナギ大神が黄泉の国から帰った際に心身の穢れを清めた「禊(みそぎ)」を簡略したものです。
ですので、清浄な空間である神社にお参りする前には、必ず手水を行なって体の内外の穢れを濯いで清めるのです。

しかし、近場に水が無かったりして手水が行なえない場合は別のもので代用して手水を行い身を清めます。

その一つが先ほど紹介した「雪手水」です。
先人達は白い雪を清浄なものと見て、その真っ白な雪を両手で掬い、揉み砕くことによって身を清める手水としたのでしょう。
また、記紀にもあまり登場せずまた、お祀りする神社もあまりありませんが八百萬の神様の中に「天之冬衣(アメノフユキヌ)神」という神様がおられますが、節によると雪を神格化した神様ではないかという説もあるようです。
そのような理由もある事から、雪は清浄なものと見られていたのです。

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臨時に行なう手水には、他にも榊の葉っぱを使った「花手水」や青草を使った「草手水」と言ったものもあり、それぞれ、榊の葉や青草で手を拭う事で手水としたようです。