昨日は「ロウキー」と呼ばれる超巨大台風(台風15号)が日本列島を縦断し、各地に甚大な被害をもたらしました。
ニュース等でも電車が止まったり、床上・床下浸水や倒木などの被害が縷々報告されました。
また、先の東日本大震災によって気象情報は避難勧告などの情報も見直され、「最大級の警戒」といった耳慣れない言葉や被害情報の緊急テロップが頻繁に表示されました。
亀ヶ池八幡宮でも、今回の台風によって大変な被害を被ってしまいました。

それも、亀ヶ池八幡宮の御神木である夫婦大銀杏の一部分が枝ごと、ごっそりと毟り取られてしまったのです。

pict-P1120568.jpg
pict-P1120555.jpg pict-P1120546.jpg
pict-P1120547.jpg pict-P1120548.jpg pict-P1120561.jpg
夫婦大銀杏の女木の枝がごっそりと……
pict-P1120551.jpg
六角絵馬架け所裏の檜が倒れて、亀八伏見稲荷神社の大鳥居
に覆いかぶさってしまいました

pict-P1120557.jpg pict-P1120558.jpg  
酒樽棚の裏
亀八七福神境内の檜がやはり倒れてしまいました。この先には恵比寿様のお社がございます
しかし、石宮でございましたのでお社が破壊されずに済みました
pict-P1120563.jpg
 pict-P1120572.jpg pict-P1120573.jpg
こちらは本殿裏の森
樹齢百年以上の樫の木が倒れました

宮司・職員は驚きを隠せず、全く以ってよもや御神木が、という心境でございました。
しかし、人身に至る事故が無かったことが幸いでした。
残念至極ではございましたが、参拝者の皆様の安全を第一と判断して、御神木をはじめ、倒れてしまった木々はお清めを行なった後に、職人さんによって伐採を行ない、裏の森へと還す事と致しました。
pict-P1120593.jpg pict-P1120578.jpg
pict-P1120594.jpg
pict-P1120596.jpg pict-P1120597.jpg
このあと、職員一同と職人さんとで境内の清掃を一日かけて行ないました。
pict-P1120590.jpg
pict-P1120583.jpg pict-P1120584.jpg
境内清掃の様子
また、夕方の作業でわかったことなのですが、受付エントランスの前に植えてある杉の木も伐ることとなりました。
外傷はないのですが、根っこがダメージを受けてしまっており、行く行くは倒れてしまうという事で急遽伐り倒す事となりました。
pict-P1120616.jpg pict-P1120607.jpg
pict-P1120602.jpg pict-P1120615.jpg
pict-P1120622.jpg pict-P1120625.jpg
大昔は大風・大雨などは目には見えない存在の力によるものと考えられました。
それは精霊か、はたまたは神様の怒りによるものと考え、風祭や祈雨・止雨の祈願祭そして災害が神様の怒りによるものであればそれを慰め鎮めるお祭を行なってまいりました。
現在では台風情報や天気予報などの技術が発達しておりますが、今回の台風で改めて目には見えない存在の力の強さや恐ろしさを感じました。