本日は平成二十三年亀ヶ池八幡宮例祭が厳粛のうちに斎行されました。
台風の影響でしょうか、昨晩より神事直前まで雨が降ったり止んだりの不安定な天候でしたが、午前10時の開式には雨も止み、無事に宮司以下祭員・献幣使の参進、そして祓所では氏子崇敬者参列のもと修祓を行なうことが出来ました。

唐櫃を榊の大枝(大麻)にてお祓い

続いて塩湯にてお清め




氏子崇敬者を始め、地元自治会長・議員等
実に多くの皆様がご参列されました
亀ヶ池八幡宮は相模原市内で唯一神奈川県神社庁より献幣使参向のもと例大祭が斎行される神社です。本年は神奈川県神社庁理事・寒川神社利根宮司を献幣使としてお迎えいたしました。
宮司以下斎員・遣幣使の参進
唐 櫃


参列者皆様の参進

宮司以下斎員・遣幣使の参進

唐 櫃




参列者皆様の参進
例祭というのは、そのお宮で最も大事な、そして年に一度行われるお祭でございます。
尚、今年は東日本大震災復興祈願祭も併せて斎行致しました。
八幡大神様は村やその町の鎮守として大変身近な神様でございますが、その遠い昔におきましてはそのお名前を「護国霊験威力神通大自在菩薩」(ごこくれいげんいりきじんづうだいぼさつ)というお名前でございました。
その名前には「日本国を守護する力を持つ神」という意味が込められており、隼人の乱や元寇襲来など、歴史の教科書に載るような国難に陥ったとき、そのお力を表されたと言われる神様でございます。
更に、神前舞として「浦安の舞」も奉奏いたしました。
この「浦安の舞」というのは昭和天皇のお詠みになられました「あめつちの 神にぞ祈る朝凪ぎの 海のごとくに 波立たぬ世を」という御歌を神楽歌とした舞であり、神様の心を慰めそして日本国が平穏無事でありますようにという意味の込められた舞でございます。


ご神前の様子
本年の例祭は、国家皇室の繁栄・発展、氏子崇敬者そして日本国民の弥栄・安泰の祈願の意を含め国家鎮護の例祭として斎行されました。