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神社やお寺にお参りに行ったり、時代劇の番組などを見ますとお社やお堂になにやら札が貼り付けられていたりします。
これは「千社札」と言い「せんじゃふだ」「せんしゃふだ」などと呼ばれます。

これには、名前や屋号(「成田屋」や「中村屋」など商業上の名前)などが書かれており、これを貼りつけ、その札が貼られている間はそのお社・お堂に参篭しているのと同じ意味がある、と考えられており、実際の参篭が難しい参拝者が自分の身代わりとして貼り付けたのが始まりと言われています。

千社札には決まりがあり、幅58ミリ高さ174ミリの大きさの紙を使い、それに名前や屋号を書きます。
そして、目的の寺社へ行き、許可とその寺社の御朱印を受けて、そして初めて貼る事が許されるのです。
今では、遊び感覚で気軽に千社札を作れる機械がゲームセンターやアミューズメントパークなどにあるらしいですが、それはただのシールであるため、本来の千社札の意義とは異なりますので、神社やお寺に貼ってはなりません。

しかし近年では文化財保護の観点から、千社札を貼る事が禁じられている寺社がございますので、注意しましょう。
(亀ヶ池八幡宮も文化財保護により千社札を貼る事はご遠慮いただいております)