今日はとても暖かい一日でした。昔の人は、暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものです。

 さて、本日はお彼岸にご先祖様にお供えする「ぼたもち」と「おはぎ」のお話。

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この「ぼたもち」と「おはぎ」ですが、どちらも蒸したもち米をアンコで包んだ和菓子ですが、実は名前が違うだけで、同じ食べ物なのです。

ぼたもちは漢字で書くと「牡丹餅」
おはぎは漢字で書くと「お萩」

となります。
これはなぜかと言うと、その季節に咲く植物から名づけられたのです。
ぼたもちは牡丹の咲く頃に食べられるから牡丹餅と。
おはぎは萩の咲く頃に食べられるからお萩と、それぞれ言われているのです。
また、中に入っているお餅は「五穀豊穣」、まわりの小豆は「魔除け」を意味するとか。

同じ食べ物でも、季節によって名前が変わる。
日本人の風情を大切にする心から名づけられたのかも知れませんね。