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今日はお正月飾りについてお話したいと思います。

お正月飾りといえば、玄関に飾る「注連飾り」や門口に飾る「門松」
台所や水周りに飾る「輪飾り」などがあります。
これらを飾るのは一体どうしてでしょうか。

それは、各家庭に幸福や健康を授け、一年間御守り下さる歳神様をお迎えする目印とするのです。
中でも門松は歳神様の一番の目印です。
門松には先端を斜めに切った竹が目印なのです。
というのは、神様は背の高い物や、先がとがったものを目印にしてお宿りになるからです。

門松を目印にした歳神様は各御家庭にやってくると、神棚若しくは「歳神棚」「歳徳棚」に祀った御札や御幣に御鎮まりになり、様々なお供えをお上がりになられます。
代表的なお供えが鏡餅です(鏡餅の説明はまた別の機会に譲ります)

身近な例にたとえますと、遠方からやってきたお客様を上座の席にご案内して、美味しいご馳走などでおもてなしをする、といった様子をイメージしていただきますと、判りやすいかと思います。

そして、お正月から一週間たった7日の朝、歳神様はお帰りになられます。
そのため、注連飾りや門松などは7日の朝に片付けるのです。

そして、歳神様がおあがりになられた鏡餅餅は9日に下げ、お汁粉としていただき、正月飾りは15日のどんど焼きで焚き上げ、歳神様を送り出し、我々は日常の生活に戻るのです。