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昨日は歳神様について書きました。
今回は、荒神様についてご説明したいと思います。

荒神様は「こうじんさま」と呼び、竈・台所の神様としてお祀りされます。
火の恵みは当然のことながら、他にも家内安全や火難・盗難除けの御神徳がございます。
なぜ「荒い神」と書くのかといいますと、古くより言われておりますには、火の神様はその家の衣食住諸々全ての事柄を司っている神様であり、大変お力の強い神様であります。それ故に粗末に扱うなどしてしまうと、祟りが激しいという事から「荒神」と書き記されるのであります。

歳神様は神棚にお祀りいただきましたが荒神様は火の神・台所の神様でありますので、お台所やガスコンロの近くにお祀り下さい。

亀ヶ池八幡宮では荒神様の御札と、ご希望の方には御幣も頒布しております。

この御幣は「荒神幣(こうじんへい)」といい、神様のお札をお祀りするにあたって、その場を清める働きがあります。
また、地域によっては「火を表す「赤」」「水を表す「青」」「清浄を表す「白」「黄色」」のなどの色の御幣を立てる地域もありますが、亀ヶ池八幡宮では白い御幣を頒布しております。
これはどのような場所であっても「清浄が第一である」という考えによるものであります。

現代では、ガスコンロの他にIHコンロといった電熱コンロを備え付けるお家も見受けられますが、暖かいご飯を食べられるのも、暖かいお風呂に入れるのも、火の神様・荒神様のお陰であります故、皆様方も、火の恵みへの感謝を忘れないためにも、ご家庭で荒神様のお札をお祀りになられては如何でしょうか。

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