今日は八十八夜です。

八十八夜というのは立春から数えて八十八日目を言う雑節であります。
八十八夜と言えば「お茶を摘む日」というイメージがありますが、八十八を組み合わせると「米」になる事から、農業に携わる人々にとっては重要な日であります。

また、立夏を迎えるこの時期になって遅霜が発生する事もあるために「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の泣き霜」という言葉もあり、八十八夜は農家に遅霜の発生に対しての注意喚起をするために、1656年に伊勢神宮の「神宮暦」に初めて記され、その30年後の1686年になると徳川幕府に正式採用された、日本独自の雑節であります。

とは言うものの、やはりお茶摘みのイメージが強いようで、この日に詰まれたお茶を飲むと不老長寿になると言われております。

さて。
本日は、神様への日々の感謝とお礼という事で、農家の方より大変立派な春野菜「筍・たけのこ」のご奉納がございましたので、早速ご神前にお供えを致しました。

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旬の初物の筍(たけのこ)。
きっと神様も美味しくお召し上がりになられた事でしょう。

境内の花も順調に育っております。

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儀式殿の脇に咲いております「紫蘭(シラン)」が蕾(つぼみ)をつけました。
ここ数日、ゴールデンウィーク中の天気は良好との事ですので、きっとすぐに開花する事でしょう。

楽しみです。