昨晩から今朝にかけて雪が降りました。
季節はもう春真っ盛りだというのに、まるで冬のような気温でした。
お昼前にはなんとか天気も回復し、青空になりましたがこの低気温は月末まで続くようです。
季節は冬に逆戻りのようにも感じますが、境内は花で彩られております。
今回は境内に咲く、紫木蓮(しもくれん)、菖蒲(しょうぶ)、花梨(かりん)の花を紹介します。
寒い寒いとはいいつつも、春に咲く花を見ると、自然と心が暖かくなります。

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紫木蓮です

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菖蒲です

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花梨です

さて、本日は土用です。

土用は「彼岸」や「八十八夜」といった「雑節」に含まれます。
雑節とは、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた特別な節目の事です。

土用、というと皆さんは夏の「土用の丑の日」を思い浮かべるかと思いますが、夏に限ったことではなく、春夏秋冬どの季節にも振り当てられているのです。

それすなわち「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前18日間にあたります。

簡単に言いますと、土用が来るとそろそろ次の季節に移り変わり始めますよ、という事になりますね。

ちなみに、皆さんご存じの「土用の丑の日に鰻を食べると夏バテしない」というのは、
夏鰻の売り上げに悩んだ蒲焼屋さんが、たまたま丑の日にエレキテルで有名な平賀源内に相談したところ、夏の丑の日に「ウ」のつくものを食べると夏バテしないという話を元に「土用の丑の日にはウナギを食べよう」というキャッチコピーを考えてあげた、という話から「土用の丑の日は鰻の日」という習慣が生まれたと言われています。

なかなか面白い話でありますね。