illust1060_thumb.gif

 今日は二十四節気の一つ「小暑」です。小暑を迎えますと、梅雨明けが近づき夏の足音が近づいてくると言われています。
本日は全国的に猛暑日となり、此処相模原市でもピークには35度を記録する暑さとなりました。

また本日は七夕でもあります。五節句のうちの一つ「七夕しちせき」の節句と呼びます。織姫・彦星が年に一度会うことが許されると言われている日ですね。毎年お天気が崩れやすい七夕ですが、今年は晴れて天の川も見ることが出来るかもしれませんね。

古くは平安時代に貴族の間で流行した「きこうでん」という行事がもとと言われています。七夕には笹を立てて、お願い事を書いた短冊を吊るすと願い事が叶うといわれていますが、もともとは、五色の糸などを笹に結びつけて飾り、裁縫や芸事の上達を祈ったのが始まりと言われてます。

そして、七夕にはお素麺を食べる風習があります。白いお素麺の中にピンクや緑色の色付きの麺が入っていたり、みかんやさんらんぼが入っていたりするのをよく見ますが、これは「索餅(さくべい)」というお菓子に由来します。これはその昔中国で七夕の日に熱病で亡くなった子供の霊が熱病を起こす鬼となり、それを鎮めて病気に罹らないようにするおまじないのために作ったお菓子です。しかし、時代を下るにつれて作りやすく、食べやすいお素麺になって広まったと言われてます。

今夜は是非、ご家族でお素麺を食べて七夕の夜に思いを馳せてみては如何でしょうか。

1-P1370896.JPG
 
ただいま境内には七夕飾りを施した笹を立てています。
先日行われましたお稚児さん行列に参加しましたお子様をはじめ、子どもたちが短冊に願い事を記し笹に下げて、七夕飾りを一層彩って頂きました。