定期的にご質問をいただく鳥居についてお話したいと思います。神社をお参りする際は皆様も鳥居をくぐって境内に進まれるはずです。

鳥居をくぐりお参りする人々

神社には必ずといってよいほどある鳥居。

その由来については諸説ありますが、一説によると天照大御神が天岩戸に引き篭もってしまった際に、ニワトリをとまらせていたT字型の台のようなものが鳥居の原型である、と言われております。

では、鳥居とは一体何なのでしょうか。
ただの入り口でしょうか。それとも神社の目印なのでしょうか。
目印でもあり入り口の役目も果たすのですが、本当は違うのです。
鳥居は、聖域と俗域の境界の役割を果たしているのです。
聖域とは神様の領域であり、俗域は我々人間の領域なのです。

鳥居をくぐるとなんだか清々しい気持ちになる、とよく耳にしますが、それは鳥居の内側が神様の領域だからなのです。

ですから鳥居をくぐる際は神様の領域に入るので、お邪魔しますの挨拶をするように、頭を一度下げてから境内へ進みましょう。

同じように、境内の参道のあるき方もご質問を受けますので、また後日お話しましょう。