本日は地鎮祭並びに井戸埋め前のお祓いを昨日ご奉仕しましたので、ご紹介致します。

地鎮祭は古代より続く、着工前に土地の神様にお家の無事の竣功を祈る大切なお祭です。

地鎮祭は一般に「ぢちんさい」「ぢまつり」と言われておりますが、正式には「とこしずめのまつり」と訓みます。名の通り、土地に家屋などを建てる場合に、神様にこの工事、土地、建物をお守り下さいとお祈りをするお祭りです。地鎮祭では上の写真のように竹と注連縄で作った聖域に設けた神籬(ひもろぎ)に、土地の神様やお祓いの神様にお遷りいただき、お供え物をして祈願の主旨を祝詞で奏上して神様にお伝えいたします。

また古くよりあった井戸もお住まいの新築工事にあたり取り壊し埋めてしまうことになったそうなので、井戸祓いも行いました。

井戸は水を湛えており、水は我々の命や生活諸々において多くのものを潤し、清めてくれます。そして、その水の恵みは水の神様・井戸の神様のお陰であるとして、古くから井戸を大切にしてきました。ですから井戸を埋める事になった場合、今までの水の恵みに感謝し、丁寧に神事をされる事をお勧め致します。

 

貴家様の新築工事が無事立派に竣功されますようご祈念申し上げます。