本日は二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」です。
啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味があり、地面の中にいる虫や蛇・蛙などが地上に出てきて、いよいよ春が近づいてきていると感じはじめる時期であります。

その春の兆しを、亀ヶ池八幡宮境内で見つけることができました。

神苑の河津桜です。

一週間前はまだ緑色の蕾の段階でしたが、綺麗な桃色の花びらが顔を出して大変綺麗です。

また、啓蟄を迎えた頃に行われる恒例行事に「菰(こも)はずし 」というものがあります。

マツカレハなどの害虫から守るために、松の幹に藁(わら)でできた菰(こも)を樹に巻きつける、冬の風物詩が「菰巻き」と呼ばれております。そしてその菰を春先になりますと外すのですが、それが「菰はずし」でございます。

春の訪れに虫や動物たちが目覚めはじめ、いよいよ暖かな春の到来となる季節ですが、この時期は三寒四温と申しますので、気温の変化に注意しましょう。