本日は七夕でもあります。五節句のうちの一つ「七夕(しちせき)」の節句と呼びます。

 

織姫・彦星が年に一度会うことが許される日と言われておりますが、これは平安時代に貴族の間で流行した「きこうでん」という行事がもとのようです。七夕には笹を立てて、お願い事を書いた短冊を吊るすと願い事が叶うというこれも、五色の糸などを笹に結びつけて飾り、裁縫や芸事の上達を祈ったのが始まりと言われてます。※諸説あります

亀ヶ池八幡宮では拝殿内に七夕飾りを配置しています。先日行われましたお稚児さん行列に参加したお子様が、願い事を短冊に記し託した笹です。今年は疫病退散や健康を願う短冊が多く見られました。

 

そして七夕にお素麺を食べる風習は「索餅(さくべい)」というお菓子に由来します。これはその昔、中国で七夕の日に熱病で亡くなった子供の霊が熱病を起こす鬼となって祟りを起こすとされ、それを鎮めて病気に罹らないようにするおまじないのために作ったお菓子です。これが時代を下るにつれて作りやすく、食べやすいお素麺になって広まったと言われてます。

 

また本日は小暑です。二十四節気のうちの一つで、この小暑になると梅雨明けが近づき夏の足音が近づいてくると言われています。

しかしここ数日の大雨は各地で大きな被害をもたらしておりますので、今後も気候変動にご注意ください。