今日は二十四節気の一つ、清明です。清明は草木の花が咲き始める日とされています。

しかし、本年は春の訪れが早く、花が咲き始めたのはとうの昔。

忠魂碑前の桜もすでに半分ほど散り、花びらは絨毯になり、葉桜になりつつあります。

桜以外の花々も今年はすでに咲き終わりの感があります。このペースだと5月のショウブももうすぐ咲くかも!?

本日は地鎮祭のご奉仕がございました。

土地に家屋などを建てる場合に、神様にこの工事、土地、建物をお守り下さいとお祈りをするのが地鎮祭です。地鎮祭では竹と注連縄で作った聖域に設けた神籬(ひもろぎ)に、土地の神様やお祓いの神様にお遷りいただき、お供え物をして祈願の主旨を祝詞で奏上して神様にお伝えいたします。

このお祭の歴史は古く、持統天皇の時代(西暦690年頃)には地鎮祭を行った旨の記述が日本書紀に見られます。1300年以上前から続く伝統的な祭祀で、それが今に引き継がれているのは、やはり土地の神様に家を守っていただきたいと考える気持ちが、時代を越えて不変だからでありましょう。

地鎮祭そして上棟祭やお家のお祓いなど、それぞれの意義を考え歴史に思いを馳せ、今に続く神事を厳修する、それが日本の伝統、神社です。

本日は誠におめでとうございます。