早朝のうちは参拝者の姿もまばらでしたが、昼過ぎになると日曜日ということで静かだった境内は、賑やかになりました。

さて今日一月十日は、福徳円満・大漁満足・商売繁昌の恵比寿神の縁日です。
「十日えびす」と呼ばれ、関西地方にて信仰篤いとされています。福笹が配られ、それに金銀財宝や米俵などを模した縁起物を巫女さんに取り付けてもらい、縁起笹とする風習があります。

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西宮戎神社や今宮戎神社の大祭とされますが、恵比寿神を祭っている神社では、今日縁日が開かれるところもあるようですね。この日恵比寿神に参拝すると、福徳を授けられるとのこと。
また、商家に於いては、十日えびすの日に家の神棚に祭っている恵比寿神を床の間などに移し、その前に米や酒などを供え、一年の商売繁昌・家内安全を祈願するのです。
そして、10月の恵比寿神の縁日にはお礼と労いの意味を込めて、1月のそれよりも沢山のお供え物やご馳走を供えるならわしとなっています。

福笹だけでなく、箕に恵比寿・大黒の面をつけた福箕や福熊手なども授与されるところもあるそうです。

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福神面を付けた箕や熊手で、福の神のお力により、福や幸を掻き込もうという意味があるのです。