昨日は八十八夜でした。八十八夜というのは立春から数えて八十八日目を言う雑節であります。

立夏を迎えるこの時期になって遅霜が発生し、「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の泣き霜」という言葉が生まれるほど農作物に被害を与えることがありました。八十八夜は農家に遅霜の発生に対しての注意喚起をするために、1656年に伊勢神宮の「神宮暦」に初めて記されました。その30年後の1686年になると徳川幕府に正式採用された、日本独自の雑節であります。また八十八を組み合わせると「米」になる事で覚えやすい意味合いがあります。とは言うものの、やはりお茶摘みのイメージが強いようで、この日に摘まれたお茶を飲むと不老長寿になると言われております。

これに併せて篤志崇敬者の方から新茶の奉納がございましたので御神前にお供えいたしました。神様のご加護のもとご健勝でございますようお祈り申し上げます。

さて本日は憲法記念日です。

憲法記念日は1948年に施行された日本国憲法を記念し国の成長を期する日であります。

昨今議論が重ねられている日本国憲法について、ご家族みんなで話し合ってみてはどうでしょうか。

祝祭日には国旗を掲げましょう。