本日は二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」です。
啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味があり、地面の中にいる虫や蛇・蛙などが地上に出てきて、いよいよ春が近づいてきていると感じはじめる時期であります。

また、啓蟄を迎えた頃に行われる恒例行事に「菰(こも)はずし 」というものがあります。

マツカレハなどの害虫から守るために、松の幹に藁(わら)でできた菰(こも)を樹に巻きつける、冬の風物詩が「菰巻き」と呼ばれております。そしてその菰を春先になりますと外すのですが、それが「菰はずし」でございます。

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春の訪れに虫や動物たちが目覚めはじめ、木々も蕾を開き始める季節です。

お出掛けの際には春の兆しを探してみてはいかがでしょう。