本日も暑い一日。境内ではセミの鳴き声も聞こえるようになりました。

ところで明日は土用入りです。

土用というのは二十四節気の立春立夏立秋立冬の前の18日間のことをいい、この期間は土いじりを忌む慣習があります。

一般的に土用というと夏の土用を言い、有名なのが「土用の丑の日」です。今年はなんと土用入と丑の日が同時にやってきます。また今年は夏の土用期間中、二回、丑の日があります。

さて夏の土用の丑の日というと思い浮かべるのは「うなぎ」ですよね。

これは江戸時代の学者、エレキテルで有名な平賀源内の逸話によるものです。

とある鰻屋さんが鰻が売れなくて困っていて、学者である平賀源内に相談に行きました。

すると、源内さんは筆で以って紙に「本日土用の丑の日」と書き、鰻屋さんに店頭に貼っておきなさいと言い渡しました。

鰻屋さんが言われたとおりにしたところ、源内さんの書いたキャッチコピーによって繁盛したという逸話から「土用の丑の日には鰻を食べる」という風習ができたと言われています。