本日は青空澄み渡る爽やかなお天気でした。 

今日この頃は七十二侯の「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」に当たります。 七十二候は二十四節気を更に五日に分けた暦の分け方であり、気象の動きや動植物の変化を知らせます。

冬が去り霜も降らなくなり、気候が暖かくなって苗がすくすくと育つ頃を霜止出苗と呼びます。また、田植えの準備が始まるのもこの頃で、農家に活気が溢れる、そんな時期でございます。

そんな霜止出苗の頃ですが、御神苑には色とりどりのツツジが咲き誇っております。

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ツツジは、ウツギやタニウツギ等と同じく「苗代花(なわしろばな)」と呼ばれ、田植えの季節に咲く花です。まさに七十二候の通り、田植えの時期を告げるように、本日も多くの花を咲かせておりました。

ツツジの花言葉は色によって様々で、赤色は「恋の喜び」白は「初恋」と、可愛らしい姿そのもののような意味を持ちます。また、日本には約45種類ものツツジが自生し、地域によって呼び名も異なります。

本日当八幡宮へ参拝に来られた方の中には、既に半袖で過ごされている方も少なからず見られました。まだ朝晩と若干の肌寒さは感じますがすっかり暖かな気候となり、次の季節へと準備を始めているようですね。

こうして境内の花々を見ていますと、より季節の移ろいを肌身に感じ、とても感慨深いものです。