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本日は、相模原市内唯一の天神様であり、亀ヶ池八幡宮の兼務社であります、当麻天満宮にて新穀感謝奉告祭が同八幡宮禰宜斎主により、斎行されました。

当麻天満宮は、1073(文久5)年に、妙音というお坊さんが建立したと言い伝えられてます。
御祭神は学問の神様であらせられる、菅原道真公をお祀りしておりますが、当初は菅原道真公と十一面観音菩薩を祀っていたとされています。

新穀感謝奉告祭というのは、稲が稔ったことを神様に奉告し、そして感謝を申し上げるお祭です。

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手水を行う総代・世話人・自治会長さん達

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御本殿にて神事を斎行いたしました 天神様に五穀の稔りの奉告・感謝をいたします

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神事のあとに、本殿前にて記念撮影

さて。
本日は勤労感謝の日です。
「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう日」として制定されました。
働いている人に感謝をするのもそうですが、生産されたものに感謝をいたしましょう。
ご飯一膳、パン一枚など、様々な生産物にはどれくらいの人の手が加わっているのか。
自分の手元に来るまで、どれだけの過程を経ているのか、想いを馳せてみるのも良いかもしれません。

また、古くは新嘗祭(にいなめさい)とも呼ばれておりました。
我々神道人としては11月23日は新嘗祭と呼んでおります。
では、新嘗祭とは一体どのような日なのでしょうか。

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新嘗祭はやはり、稲の稔りや農作物に対して天皇陛下がお祀り行うという、国家の行事では一番大きく大切な行事でありました。
というのは、天照大御神の子孫であり、日本国(瑞穂の国)の祭祀を司る最高責任者である天皇陛下が我々国民を代表して稲や農作物の稔りに感謝をする祭典を行う日が今日なのであります。
そして、天皇陛下は宮中の神殿にて祭祀を行ない、その後、天照大御神とともにお米をお召し上がりになるのが、この新嘗祭なのであります。
伊勢神宮では新穀・新米が天照大御神・豊受大御神様に献納されます。

『ブログ・言の葉日記』では、幾度か「お米」について紹介してきましたが、やはり日本人としてはお米は命の源であります。
お米はタンパク質や炭水化物が豊富であり、なおかつアレルギーがほとんどないと言われている食品であります。
お茶碗一膳でも、おむすび一個でも、食べるときにはお米・稲の大切さに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。