本日は、亀ヶ池八幡宮の兼務社の橋本神明大神宮(緑区橋本鎮座)の境内に鎮座いたします大鷲神社にて、同八幡宮禰宜斎主により、例祭が執り行なわれました。

pict-IMG_1752.jpg pict-IMG_1750.jpg

御祭神は天日鷲命(アメノヒワシノミコト)という神様で、大阪に鎮座する大鳥神社(大鳥大社)から神様をお迎えし、祭祀を始めたといわれております。
日本書紀によると天照大御神が天岩戸に引き篭もりになったときに、神様に捧げる布を奉製した神様であり、古くから「おとりさま」と称されて崇敬されており、殖産興業・商売繁盛の御神徳がございます。
今日は、一の酉という事もあり、地域の商店街の皆さんが奉納された行灯軒を連ねた熊手の出店や、余興で境内は賑わいを見せました。

pict-IMG_1753.jpg pict-IMG_1754.jpg

このように、酉の市では開運招福の熊手を売る出店がつき物ですが、これはもともとは翌年の農業に使う農具を買い換えるために、農具屋さんが神社の境内を借りて熊手や笊や籠を売っていたのですが、日本人ならではの発想によって、刈り取った藁等をかき集める熊手が金運・財福を掻き込む熊手となり、また笊や籠も同じく福を掬い取る縁起物となったのであります。