本日はご神前での御祈願には欠かせない、玉串がある際の拝礼の作法についてお話をさせていただきます。

 

神社で行われる神事の作法の中に「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」というものがございます。
玉串というのは、榊(さかき)に紙垂(しで)を麻紐でつけたもので、神事や祭典では欠かせないものです。
神道では、玉串に真心を込めてお参り・拝礼をするのが正式な参拝の作法とされています。
榊は人の心や神様が宿りやすい神聖な植物とされているからなのです。

では玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法についてお話しします。

まず玉串は、左手は手のひらを上にして枝先を、右手は手の甲を上にして根元側を持ちます。

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拝礼の作法は、まず一礼をします。次に玉串に真心を込めましたら、時計回りに回して、台の上にお供えします。

玉串の作法-02.jpg

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次に二礼二拍手一礼をします。二度深くお辞儀し、二度拍手をし、もう一度お辞儀します。

以上が作法です。ご神前での祈願をお受けになる際にはぜひ、この玉串奉奠の作法を思い出して実践してください。