illust1060_thumb.gif

今日は小暑です。二十四節気のうちの一つで、この小暑になると梅雨明けが近づき夏の足音が近づいてくると言われています。今年は早い入梅でしたので、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。

また本日は七夕でもあります。五節句のうちの一つ「七夕しちせき」の節句と呼びます。

織姫・彦星が年に一度会うことが許されると言われている日ですね。古くは平安時代に貴族の間で流行した「きこうでん」という行事がもとと言われています。七夕には笹を立てて、お願い事を書いた短冊を吊るすと願い事が叶うといわれていますが、もともとは、五色の糸などを笹に結びつけて飾り、裁縫や芸事の上達を祈ったのが始まりと言われてます。

そして、七夕にはお素麺を食べる風習があります。白いお素麺の中にピンクや緑色の色付きの麺が入っていたり、みかんやさんらんぼが入っていたりするのをよく見ますが、これは「索餅(さくべい)」というお菓子に由来します。これはその昔中国で七夕の日に熱病で亡くなった子供の霊が熱病を起こす鬼となり、それを鎮めて病気に罹らないようにするおまじないのために作ったお菓子です。しかし、時代を下るにつれて作りやすく、食べやすいお素麺になって広まったと言われてます。

今夜は是非、ご家族でお素麺を食べて七夕の夜に思いを馳せてみては如何でしょうか。