昨日は神宮大麻頒布式を行いましたことをお伝え致しました。本日はその神宮大麻についてお話しましょう。

こちらのお札は神宮大麻（じんぐうたいま）と呼ばれ、神宮にお祀りされる日本の総氏神、天照大御神様の御神札です。親しみを込めて「お伊勢さん」などとも呼ばれています。

天照大御神様は伊勢の地から日本全土をお見守りいただいている神様です。お名前の通り、天を照らす太陽の神様で、稲作をして暮らしてきた日本人にとって、今も昔も変わらず篤く信仰される神様であり、太陽がなくては稲は稔りませんし、神話の中にもこの神様が力を発揮しなくなったとき、地上が荒廃するというような描写がございます。伊勢の神宮は本年の10月2日、5日に式年遷宮を行い、御神霊が新しいお宮にお鎮まりになりました。新しいお宮で神様の力が一層強まっているかもしれません。お正月には、神宮大麻そして氏神さまの御神札をお祀りして、新しい気持ちで新年をお迎えしましょう。