梅雨の中休みも今日まで。明日からまた梅雨空に戻ってしまうとの事です。
関東地方の梅雨明けは、だいたい21日頃といわれているので、もう暫くの辛抱ですね。

本日は、午前に井戸埋め並びに樹木伐採のお祓いがございました。

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井戸埋めの神事に於きましては、このように注連縄を貼ります。
これは、神事を斎行している間に諸々の邪魔や穢れが及ばないようにという意味がございます。

井戸と言うのは水を湛えております。
水は、我々の命や生活諸々において潤し、また清めてくれます。
先人たちは、それは神様の恵みによる事であると考えて参りました。
そして、その水の恵みは水の神様・井戸の神様のお陰であるとして、古くから井戸を大切にしてきました。

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樹木伐採に際しては、木の幹に注連縄を張ります。
複数の木を伐る際は、その中でも幹が太めの木を代表としてその木に注連縄を張ります。
木は神様が降臨される対象として古くより特別視されて参りました。
それは、天高くそびえ立つ故、神様が降臨される一番の目印になるからです。神様を数えるとき「一柱、二柱」と数えるのはそのような意味があるからです。
ですので、日本人は古くより木を大切にして参りました。
地鎮祭やその他のお祭りの際にヒモロギという大きな榊を立てますが、それはこの榊に神様をお招きするためなのです。
水の神様・井戸の神様そして、木の神様に今まで諸々の恵みへの感謝と、ご家族様をはじめ工事に携わる方々の安全を祈念・奉告の祝詞を奏上いたしました。そして神様に失礼のないよう、神事の後にご家族様によってお清めもしていただきました。
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暑い中のご参列、ご苦労様でございました。