夏越の大祓・茅の輪くぐり神事

今朝方は少々お天気がぐずつきましたが、お昼前から晴天に恵まれ、雨の心配もなく夏越の大祓・茅の輪くぐり神事が無事に斎行されました。大神様のお力による賜物でございましょう。
我々はこの半年間のうちに知らないうちに穢れをこうむってしまったり、嘘や過ちにより罪を溜め込んでしまいます。
それをそのままにしてしまいますと、思わぬタイミングで「厄」や「災い」もしくはそれ以外のかたちで自らに返ってきてしまいます。
それを未然に防ぐため、一年二期に分けて心身の清めをいたしましょうというのが「夏越の大祓・茅の輪くぐり神事」でございます。

茅の輪と皆様方をお祓いした後に、亀ヶ池八幡宮宮司以下祭員らによって、大祓詞が奏上され皆さんの罪穢れを祓います。
　　
宮司以下祭員らによる大祓詞奏上

大祓い神事のあとは茅の輪くぐりです。
茅の輪は、蘇民将来（そみんしょうらい）神話に由来します。
スサノオ命が旅の途中に「蘇民将来」という人の家に泊めてもらいました。
蘇民将来は貧しいながらも丁重なおもてなしをして差し上げましたので、そのお返しにスサノオ命はこれから病気が流行ることを予言し、それに対して「茅で編んだ輪を腰に結んでおくと病気にならない」という事を伝えた事に由来します。

その故事にあやかって行われるようになったのが茅の輪くぐりでございます。