本日は二十四節気のうちの一つ「芒種(ぼうしゅ)」です。
芒種と言うのは、穂が出る穀物の種を撒くという日で、今日からは農家の皆さんが種まきで忙しくなる事でしょう。

また、本日6月6日はケロ(6)ケロ(6)で「かえるの日」そして、6歳になった子供にお稽古事を習わせると上達すると言われている「お稽古の日」でもあるとの事です。

さて。本日は「お手水」についてお話したいと思います。

何処の神社においても鳥居をくぐって、参道を少し進んだ脇に小さな建物ががございます。

pict-P1040519.jpg
中には水を湛えた水鉢が据え付けられ、柄杓が置かれています。
これは「手水舎(てみずしゃ・てみずや)」という場所で、神様にお参りをする前に手と口を漱ぐことで、心身の穢れを清めます。
作法は、右手で柄杓を取り、左手右手を洗った後、左手に少量の水を受けて口を漱ぎます。そして、
再び左手を清めたあと、柄杓を立てて柄を洗い清め、元の場所へと静かに柄杓を戻します。

pict-手水の作法-01.jpgpict-手水の作法-02.jpg

また、神事の前にも手水は行われます。

pict-CIMG0039.jpg
亀ヶ池八幡宮では、夏越大祓えや例大祭をはじめ、諸々の祭事に於いて、手水を行うときはこのような祭器具を使います。
台をはさんで向こう側にいる手水所役の者より、柄杓で汲まれた水を手に受け、真ん中にある榊の小枝を敷いた盥の上で手と口を漱ぎます。そして左端にある拭い紙で手を拭きます。