亀八七福神も今日で三回目です。

今日は福禄寿と恵比寿神についてお話します。

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■福 禄 寿■
「ふくろくじゅ」と読みます。
布袋尊・寿老人と同じく中国の神様です。
宋時代の中国に実在した道士であるとか、陰陽道で祀られる生死・森羅万象を司る泰山府君(たいざんふくん)であるなどと言われております。
背が低く(身の丈約90cmといわれています)長い頭に白い髭。巻物を結わき付けた杖を持ち、長寿の象徴である鶴を連れているお姿でありますが、その容姿から寿老人と同じ神様ではないかとも言われています。
子孫繁栄・富貴財福・健康長寿のご利益を授けて下さいます。
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■恵 比 寿 神■
「えびすしん」と読みます。
七福神の中で唯一日本の神様であります。
というのは、恵比寿神はその別名を事代主神(ことしろぬしのかみ)といい、大国主命の息子でした。
大黒天がインドからもたらされ、大国主命と習合されたときに「それでは息子の神様も一緒に」という考え方から七福神の一柱に数えられたのではないかとされています。
その姿は、頭に風折烏帽子を被り、仮衣を着て、右手に釣竿左手に大きな鯛を抱えた姿という、ヱビスビールでお馴染みの姿をしております。
大漁満足・商売繁盛・福徳円満のご利益を授けて下さいます。

亀ヶ池八幡宮では、参拝者の皆様が「七福神」全てをご参拝戴くとともに、それぞれの神様に親しみを持って戴こうと、石宮の隣に神様の像を設えてございます。
この像は、全体的に丸く作られており、この像を撫でながらご参拝いただく故に「なでなで七福神」と呼んでおります。
それは、撫でながらお参りをしていただく事により、心も丸く柔和になり、より一層のご利益を戴かれますように、という宮司の考えによるものでございます。

どうぞ皆様ふるってお参り頂、御本人御尊家諸々福徳円満に恵まれますようお祈りを申し上げます。